ちなみに彼の名はルカ君

最近多読する勉強法に変えたため今まで読まなかった洋書を読んだり前からしてみたかった見たことない海外アニメを英語字幕のみでどんどん見る、ということをしている。

まず私は絵本以外の洋書を最後まで読み切った経験がなかった。

元々読書好きでもなかったし、英語4技能のうちReadingが圧倒的にダメ。

なのでTOEICを受けてみてもReadingのスコアは本当に、本当にひどかった。

文法も弱い。それは間違いないのだけど、読むという作業に壊滅的に慣れていない。だからここ1か月ちょいで児童書5冊を読み切ったのは私にとっては本当にすごいことだったりする。

きっと英語学習者の人がこのブログを読んだらそんなんでTOEIC受けたの？とか要領悪すぎやろって思われそう。書きながら自分でも思う。かっこわるう自分。

今日こんなありのままの自分をさらけ出す内容を書いているのには理由がある。

Netflixで今日配信されたテラスハウスの最新話に胸を打たれる場面があったからだ。

そもそもまず皆さんテラスハウスという番組を知っているだろうか。

見たことがない人でもきっと一度くらい番組名は聞いたことがあるのではないだろうか。

早い話男女6人でおっしゃれ～で広～い家に同居するのである。

その共同生活をカメラがずっと追っていて、面白いとこだけをうまいこと編集する。

そして今が旬の芸能人達にあれやこれや考察させるのである。

私は学生時代この番組を見てる人は嫌いだ。みんなと同じ物を見て安心する個性のないやつらめ。

と口には出さなかったが内心ずっと思っていた。笑笑

（どうしようもないクズだったな…）

しかし専業主婦となり特に娘が未就学児で外の大人との会話がなかなかできなかった時期、人間観察動画として重宝したｗｗｗ

ひどい言い方をしてしまったけどつまり自分がどういう人間か再確認していた。どのメンバーをいいと思うのか、嫌いだなと思うのか。

そしてそれはなぜなのか。

そういうことを考えることで生きている実感が湧いて、安心した。まあちょっとオーバーですね。テラスハウスのみならずとりあえずNetflixという会社の存在に救われたと言っても過言ではないでしょう！←なんやそれ

話は戻って、今日配信されたそのテラスハウスの最新話。

この回である男性メンバーが卒業した。

彼は入居当初からスパイダーマンになりたいと言っていて、しかもうけ狙いとかではなく本当にそう思っていた超純粋イケメンボーイだった。

最初は恋愛に発展しそうな動きが見えなくもなかったが、彼があまりにも無知で、幼稚で、何もできないし将来も心配だということで女子メンバーは全員彼を弟ポジションに置いてしまい、スタジオでああだこうだいう芸能人達も彼にチャーミングさ以外特に後半は期待していないように見えた。

恋愛できそうにないから1枠死んでるんだよな～早く出ないかな～みたいなことも南海キャンディーズの山ちゃんに言われていたｗｗ

その彼が、この回終盤みんなに夕ご飯を振る舞い、英語でスピーチをした。みんなに感謝の気持ちを伝えた後、急遽卒業することを告げる内容だった。

私はここで感極まってしまった。

なぜかと言うと、上記の通り彼は本当に何もできなかった。

料理も本当に本当に下手だったし、英語も本当に本当にできなかった。

でも同居しているメンバーに刺激され、自分の無力さを認め、今できることを短い期間で彼なりに形にした。特に、英語は流暢に話せるメンバーが2人いて、残りのメンバーもおそらく彼より話せると思われる、そんな場面で英語でスピーチした彼の強さは才能だと思った。

とにかく私はものすごくそのシーンに感動した。

今の私は自分より英語ができる日本人の前で英語を話せるか？

いや、無駄に英語学習歴長いくせに今の私にはできない。

それができるように英語の勉強はもちろん続けていきたいけど、彼のように等身大な自分で周りの人に接していけるような、飾らないチャーミングさを身に着けたい。

そんなことを思ったんだよなぁ

もにお