弟
私には2歳半下の弟がいる。
お互い中学生だったある日、弟は私にこう言った。
「俺将来英語でやっていくから。」
かなり早い段階で弟は自分が何を好きか、何に向いているか気づいていたようだった。
弟はその宣言後、学校に一人だけいるNative English speaker、つまりALT(外国語指導助手/英語を教えるために日本へやってきた外国人の先生)を使いまくっていた。授業中質問するのはもちろん職員室にもガンガン会いに行っていたようだ。
弟の英語の成績は案の定いつも良くて、結局外大に進学し、そこで同じ志の彼女を見つけそのままゴールイン。今は家族でベルギーに住んでいる。そして中学生の時の宣言通り毎日英語を武器に活躍している。大したものだ。そうなると当然親からの評価もいつも良かった。ぶれない、現実的、倹約家。一時期嫉妬から私は荒れたw
代わって私はといえば、本気の将来の夢だとかビジョンはいつもふわふわしていた。
ディズニーランドでミッキーになるとか、エッフェル塔の近くでたこ焼き屋をやるとか。
大学だって他は全部落ちたという理由から、実家は寺ではないのに寺を継ぐための勉強をしていた。変な授業をしていた変な教授を崇拝して親や友達からカルトに入ったと思われた時期もあった。不安定で非現実的。加えて浪費家。こうやって文字に起こして初めてわかるもんで、親に心配かけたな。←遅
ま、私には英語運なり海外運があったようで、自身の英語力は底だけど英語ぺらぺらの夫と娘と楽しく過ごす日々である。これで私が英語さえできて娘のバイリンガル教育に大きく加担できたらもう言うことはない。
・・・ない。
・・・ないの?
ほ~らやっぱり。
英語ができるようになりたいんだよ。
多分そうならなかったら後悔するんだよ。
弟はある程度のとこまでTOEICをガンガン受け続けて、その後もう不要とやめおったw
確か留学行く前?らへんで830を取ってやめたんじゃなかったっけか。
そういうこともあり、いつかこのスコア抜か抜かにしてやんよ!(抜かしてやるよ!)
という気持ちがどうしてもあるのでした。まだ600も取っていないのにね。
弟は私のことただの生物学上の姉と思っていることでしょう。
でもわしはな、多分一生どこかで君のことをライバル視しているよ。
絶対本人がこれ見ないだろうから色々書いたけどさ、ま、覚悟しとけ。へーんだ!!
おしまい💛