🍵Moni茶会🍵

10年英語の勉強してTOEIC555。こんな残念な私がTOEIC800と英検準1級を取るまでのブログ。

読書感想文①

先日今年の課題図書一冊目のThere's a boy in the girl's bathroom(Louis Sachar)という本を読み終えた。

今まで読んできたのは短い児童洋書だったので、本を開いてchapter47まであるのを確認した瞬間とりあえず本を閉じた。二週間w

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あらすじ:クラスの誰からも嫌われている男の子、Bradleyが主人公。3rd grade。なぜ彼が嫌われているかというと、彼が誰に対しても敵意むき出しの扱いづらい子だから。先生までも諦めて他の生徒と同様(それ以上?)に彼に冷たい態度を取る。彼は独りぼっちだった。ある日そんなBradleyのクラスに転校生がやってくる。そして新しいカウンセラーもやってくる。

カウンセラーのサポートを受けながらBradleyが成長していくお話。

 

感想(ネタバレ含む):これくらいの年齢の子供はクラスの中で一度立ち位置が決まるとそれを覆すことがとても難しいように思う。周りに否定され続けるとまるで自分がその否定された通りの人間だと思い込み、誤った人格形成をしかねない。

なので私は小学校にカウンセラーが必要だと思う。

本の中でBradleyをどん底から救うカウンセラーは、カウンセラーを必要としない子供の親達のによって辞めさせられてしまう。不要であると。

学校内唯一の味方が急にいなくなってしまって大きなショックを受けるBradley。そこからの彼の立ち直り、本当の友達とは何なのかがうまく書かれている本だった。

 

 

 この本を読んで思い出したこと:私がBradleyくらいの時、同じクラスにBradleyみたいな男の子がいた。

私が通っていた小学校にはこわ~い七不思議があって、そのうちの一つが図工室にあるモナリザのレプリカにまつわるものだった。内容はよく覚えていないのだけど、他の七不思議の1つである13階段もすぐ近くにあった【図工室にあるモナリザ】を当時はみんなが怖がっていた。

ある日、彼が授業に遅れて教室に入って来た。

担任の先生はすでにすごく怒っていた。

なのに彼が遅れた理由をモナリザに「ツバ吐いてきた!!」なんて言うもんだからあら大変。案の定めちゃくちゃ怒られて今すぐ拭いてこいって言われて掃除しに行かされたwww当時の他のクラスメイトからしたらあの場所に一人で行けるだけですごかったのに彼ときたら…よく言えば勇気があったね。良く言えばw

その後も彼は何やら問題を起こし続け、担任の先生はとても手を焼いていた。

そしていつの間にか彼は引っ越して行った。

元気かな~あの子。

きっと色々誰かに話したいことがあったと思う。それこそカウンセラーとかいたら良かったな。

 

 

最後に1番印象に残ったシーン。

 

But isn't that what school is for?

asked the woman.

"to tell kids what to think?"

"I believe it's more important to teach them how to think, instead of what to think",

said Carla.

"But if they do something bad, don't you tell them it's wrong?" asked the woman sitting next to her.

"No," said Carla.

"I think it's much better if they figure that out for themselves."

 

私は大学受験らへんの時心理カウンセラーになりたいと思っていた。

だからこのカウンセラーの言葉が1番響いたかな。

おしまい